『女子高生の東雲千鶴が、昔転校したクラスメイトと再会することで、物語が始まります。転校生の彼はある秘密を抱えていて――』 この度、冬込みに出ることになりましたので、作品の冒頭部分を宣伝として公開しました。
自由詩です。最近思うのです…。残された時間もわからず生きている中、その「また明日ね」という言葉の裏には寂しさが含まれているんだなぁ~、と。
とある学校。十六時。二人の学生が、誰もいない教室の一番後ろの窓際の席で机を挟んで向い合って座っていた。片方は男子生徒、もう片方は女子生徒だった。 しばしの沈黙の後、男子生徒は突如切り出す。 「伊藤さん、僕の名前は二年四組の武田茂雄。よろしく! 突然だけど、佐竹さんのことを知りたいんだ。だから教えてくれ!」(全1章)
僕は彼女が好きだ。彼女もまた僕が好きだ。きっとそうだ。そうに違いない。だって、僕が彼女を好きなんだ。きっと彼女も僕を好きに違いないじゃないか。 僕は友達に彼女の連絡IDを聞き、僕は彼女と様々なコミュニケーションを取るうちに彼女との仲が深まっていく。 僕はある日、とうとう切り出した。 ――あなたが好きです。 そして、冴えない僕と、学園内のアイドル的存在の彼女の甘い甘い青春ラブストーリーが開幕することになる。 はずだった。(全3章)
シルクロードのある市場、薬草売りのトルドは不思議な少女ルアと出会った。彼女は不思議な言葉を話す。彼女の奇妙な行動にトルドは振り回される。
「私ら、ザ・不倫やな」――。退団から数年、女優として順調にキャリアを重ねるきりえと、自分の夢に邁進するもりの。二人は新たな局面を迎えていた。きりえを守るためにくだしたもりのの決断を、頭では理解しながらも心がついていかない。揺れ動くきりえを描きます。※きりもりシリーズ第5弾。「アナザーきりもり」の流れを汲む作品で、シリーズの集大成。全8話完結済。※いきなりこんな展開でごめんなさい。※女同士の恋愛を描いてます。※この作品は架空の物語で、実在の人物、団体とは一切関係ありません。モデルを特定し、現実と混同しないようお願いします。おとぎ話だと100%心得てくださる方に、読んでいただけると嬉しいです。
「めくるめくきりもり」「帰ってきたきりもり」に続く、きりもりシリーズ3作目。もりのときりえが再び同居を始めて二ヵ月経ったある日。きりえはもりのの恋愛遍歴に興味があるという。過去を話す趣味のないもりのだったが、きりえのリクエストにしぶしぶ応え、エピソードを語り出す。「悪趣味なきりえちゃん」「初めての男の子」「初めての女の子」「タカライシの先輩」「男役が好きな男」「タカライシの後輩」「憧れのきりえさん」--全7話完結済。全エピソードにきりえも登場します。※女同士の恋愛を描いてます。※この作品は架空の物語です。実在の人物、団体とは一切関係ありません。モデルを特定し、現実と混同しないようお願いします。
タカライシ歌劇団ダイヤ組男役トップスターのきりえと、男役スターのもりの。二人がめくるめく愛の冒険をくりひろげる物語。きりえは女性経験がなかったが、恋人役で共演した作品をきっかけに、両性的な魅力を持つもりのに、うっかりあっさりはまる。きりえには、女性の理想の男性像である男役を追求するからこそのヒロイン願望があり、もりのはその理想そのものだった。もりのは出世に無欲な上に、穏やかで押しの弱い性格から、スター街道の崖っぷちに立っていた。もりのはそんなことはどこ吹く風と、懐の深い男役を追求しつつ、きりえを全身全霊で愛し、支える。全17話、完結済。※大人の女同士の恋愛を描いてます。※この作品は架空の物語です。実在の人物、団体とは一切関係ありません。モデルを特定し、現実と混同しないようお願いします。
高校に併設された小さな寮で、高校を卒業したばかりの女性寮監とともに共同生活を始めた男女五人。彼らにはそれぞれの夢がある。暗い過去もある、絆もある、甘い恋もある、かもしれない。平凡な日常の中に潜むきらめきたちの物語。
帰宅部だった一人の少女が、ギターの経験を買われて軽音楽部に誘われ、それまでそれほど親しくなかった男子三人とバンドを組むことに。自信のなかった自分を変えたい――彼らとの活動を通して、少しずつ少女は成長してゆく。親友との別れ、初めての恋を経て……。