いらっしゃい! おれは翔平。 和菓子の名店、瑞成堂で、立派な菓子職人になるため毎日修行中だ! 兄弟子の大和さんは厳しい時もあるけれど、熱心におれの面倒を見てくれる。 おれは頼りがいのある大和さんのことが大好きなんだ。 ある日、大和さんは師匠から破門されてしまった。 おれの修行と恋の行方はどうなっていくのだろう!?
ゲイ小説。5つの恋に関する短編集です。 ①名前も知らないある男との毎朝の出会い。 ②ある乱交サークルでの出会いが、退廃的に生きる男にもたらすものとは? ③周囲から羨望の眼差しで見つめられているモテ筋男の胸の内とは? ④料理人の見習いとして小料理屋に入店した19歳。小料理屋で出会ったのは師匠でもあり、父代わりでもある無口な男だった。 ⑤弓道部の後輩に恋心を抱くある男。離婚して離れ離れで暮らす親父もゲイだと分かり会いに行く。
主人公・みのりはこの春に就職したばかり。同時に始めた一人暮らしに、寂しさを感じ始めていた。そんな時、部屋に黒猫が突然現れた。猫らしくない黒猫の様子に首をひねるみのりだったが、飼うことにする。ひとりと一匹の共同生活が始まると、黒猫は「自分は人間だ。」と言い出した。《全14話》 乙女ゲーム風です。ある程度時代考証はがんばってみましたが、なにぶん素人ですのでご容赦ください。
(以前ショートショートとして掲載したものを、全面的に改稿したものです)その日、学校の課外授業で、ピピは生まれて初めて陸族館というものを見た。青い海の底に大きな気泡のようなものがいくつも連なっており、海面から差し込む光で真珠のように輝いていた。さらに、それらが潮流に流されないよう、全体を包み込むように巨大な......
初恋に対する戸惑いみたいなものを書いてみたつもりです。 感情って、一言で表せちゃうような簡単なものじゃないんですよね、きっと。それでも人はできる限り簡単に、この難解な代物を表そうとするんですね。厄介だけどそれが面白いなって、私はそう考えているんですけど、皆様はどうでしょう。この作品は、私が考えたことをつらつらと物語にしてみただけですが、そういうのが伝わればなと。