モラトリアムにおける、アイデンティティの発掘を題材とした小説です。自我を確立する中での心理的な葛藤を象徴的に描きました。
私の母は子供にとって有害であり、 子供を不幸に陥れる「いわゆる毒親」だった。 だからといって、母だけが悪いという結論で終わりはしない。 自分自身がそういう人生を自ら望んでいたのではないかと 考えてもかまわないほど私にとって自分というものが どうでもよいほど虚しい存在なのも確かだ。
人と人との繋がりがなくなっている現代。 親が我が子を思う気持ちや、子が親を大事にする。 友人を助けたいと行動を起こす。 そんな当たり前に思える気持ちがなくなってきている事に憤りを感じています。 それは、何故なのかを考えながら、文章を書いています。
引き取り手の見つからない仔犬や仔猫の『里親探し・譲渡会』というものが各地で開かれているようです。 それらのひとつを覘いてみました……
自分が嫌い。 自分なんて消えればいい。 そんな人は、実は自分が嫌いなわけじゃない。 ある『○○』に誰よりも仕えている、従順で献身的な、従者である証です。