今日も誰かが「きのや」を訪れる。店主の次郎のおもてなしの料理を求めて。誰もが持っている元気の出るあの味。 さぁ、開店ですよ。
生まれること、死んでいくこと。出逢うこと、別れること。創ること、壊すこと。そして、僕はラカン・フリーズの門を見据えた。それは永遠。それは終末。智天使ケルビムだって神の御前に立つんだ。僕の柔らかな翼はもう十分休んだんだ。本当に永かった。嗚呼、それももう終わるんだ。 ありがとう
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