店内のテーブルで今日の売り上げを計算していた坂上は、人の気配にハッとした。「副店長、戸締りお願いしときますね」 最後まで残って後片付けをしていた、一番若い板前の米田だった。「ああ」 坂上は、ざっと店内を見回って必要のない照明を消し…
「僕は悪役だ」 私立 鷹墨高校の、阿久夜 不比戸は悪役屋と呼ばれている。 そいつは、どんな依頼も受けてくれるらしいのだがー
そもそも、右って何だろう。試しに、手元の辞書で『右』を引くと『北を向いたとき、東側の方向』と書いてあるが、逆に『東』を引くと『北を向いたとき、右側の方向』となっている。これじゃ、堂々巡りだ。 そういえば、前後左右と東西南北は似ている…
五月病ってやつでしょうか。 仕事は順調。 それでも埋まることのない空虚な思いがずっと胸にありました。 そんな五月のとある日曜日。 気分転換に出掛けた近くの公園で出会った小学生の男の子。 その子が私の薬指を訊ねた時から始まる物語。 ちょっと切なくて再生の恋の話。
女吸血鬼カーミラをご存じだろうか 女の生き血を啜り最後には退治された吸血鬼だ。 そんなカーミラは現世で復活した カーミラが生きていた時代と大きく異なった現世でカーミラは何を思い、どうなるのか…