文永の年、紀州熊野を歩く念仏聖、智真は一人の僧に行く手を遮られた。世俗の縁を捨て、念仏を勧めて生きることに生命を懸けようと、勧進に踏み出したばかりの智真は、僧の疑念に応えることが出来ず、熊野本宮に篭もる。そこでの幻想体験を通じ、智真は一遍と名を改め新生する。 時宗の始まりの物語。
中島敦「山月記」のパロディ。くろはによる漫画作品「帰宅部活動記録」中のネタと、森見登美彦による「山月記」(『新釈 走れメロス』所収)から着想を得た。【短編 8,468文字】
時は1999年世紀末。ノストラダムスに予言された人類滅亡の日が目前にせまり、 中田がセリエAで目覚ましい活躍をしていた頃。 癌患者である僕の神奈川県鎌倉市にあるとある病院での日々の出来事。 体力と気力の問題もあり、一話原稿用紙一枚以内の縛りを設けています。