酔狂にも10年 / ひとりの女に死に物狂いで惚れた男が 望んだものはと言えば / 高慢と強情の鎧の奥深くに潜む 快活で聡明な女の魂が / いつの日か自らの意志で 己に寄り添ってくれること / ともに寄り添って人生を謳歌すること / ただそれだけだったのに
「生きるってなんなんだろうね」 消える少女、少女の残す意味深な台詞、少年と周囲の間に生じる認識の齟齬。少年は、その謎を解明するべく行動を開始するが――
3組に1組が離婚するこの時代。この夫婦もそんな1組だった。 しかし、この奥さんの友達と、ご主人の友達は共に夫婦、たとえ別れても友人関係は切れることはない、 切っても切れない他人の関係。 まして、二人の間に子供を授かったので、親子関係は切れる事はない。 赤い糸で結ばれるというが、その糸は切れたのだろうか?元来、赤い糸は見えないと言われている。 別れた夫婦に訪れる衝撃の出来事。まだ赤い糸は切れていないのだろうか? 別れたはずなに、前夫に近づく女性に嫉妬する前妻。結婚前からの夢を追い続ける前夫。 別れて初めて思う、子供の父親として、男手の必要性。 彼女はその穴をどうして埋めるのか?
この世界は明るく華やかな事ばかりではない。暗い影の部分があるからこそ、明るい部分がより光って見える。 光を求めてもがく男女3人が紡ぐ物語。
怜の見舞いの為、真白は荒太と共に風見鶏の館に向かう。 その時、彼女は誰かに名を呼ばれて振り返る。 振り返った先、闇の中に立っていたのは―――――――――。
探偵事務所を経営している『 葉山 』は、私立探偵。 ある日、事務所の電話が鳴った。 『 随分前に家出した息子を探して欲しい 』 初老と思われる声の主は、年配の婦人だった。 葉山は、早速、調査に取り掛かった・・・
「吹雪となれば」の番外編です。 天正十(1583)年、晴れて夫婦となった嵐と若雪は、石見国の友人・小笠原元枝を訪ねて旅に出た。無事に目的地へと辿り着いた二人だが、野盗が最近出没するという不穏なうわさを耳にする。 「雨が降って あなたと出会い 花が降った その夢を 何度でも」 写真は牡丹か芍薬の絵を以前に描いたものです。
ある日突然、名も知らぬ街で目覚めた少年。 己の体は杜撰に縫われた、いわゆるゾンビの様だった。 「僕は何故、ここに来たのだろうか」 その答を探すべく、少年の歯車は廻り始める――。