ガリレオが世紀の大発見をした。地球が宇宙の中心にあり、その周りを太陽、月、星々が回っていると全人類は思い込んでいたのに、なんとあろうことか、それは永年の人間の錯覚で実はじっとしている巨大な太陽の周りを実はちっぽけな地球がこま鼠のごとくクル......感謝の念は持たねばならないがあくまで主従の関係ははっきりしている。太陽は地球の意志に従い従順に勤勉にいつまでも変わることなく地球の周りを廻りつづけるのだ。ことほど左様に天動説は実に甘美な安らぎをこの地上界に住まう人間に与えてくれるのである。
両親を失い唯一の家族である妹を探し続ける兄。3年前に行方不明になってしまった妹を見つけるために。そんな彼に訪れるのは絶望か希望か、訳の分からないまま彼は戦うことを余儀なくされていく。