伝の心(囲碁対局)

 現在さしあたって困っているのはパソコンのマウスを普通どおりに扱えなくなったことである。私はこれが有るためにQОLがまた一段と低下した。
すなわち、マウスを自由に動かせなければインターネット碁がうまく出来ないことになる。最近は首の筋力低下も進んで来たので、頭をしっかり支えられない。すると手と目線が別々に揺れ動くから狙った所を正しくクリックするのが難しい。時間がかかる。相手はイラつくだろうと気になる。
こんな状態では碁はもうやめたほうがいいと思うのだが、私は碁が何より面白くてやめられない。未練がある。それに、打つのを投了すれば大学卒業後に数十年の付き合いがあり、今は週二回インターネットで会っている碁の仲間とだんだん離れてしまうことにならないだろうか。そのさみしさには耐えられない。きっとそれが碁をやめない一番の理由だと思う。幸いなことに妻が私を心配して作ってくれた腕枕と首枕を使えばなんとかまだ碁が打てそうだ.
 勿論伝の心を利用することは真っ先に考えた。しかし、使ってみると期待通りにはいかず、問題点が幾つかあった。他の人がやっているゲームをベッドで仰向けになって観戦出来るのはとても楽でいい。画面が小さいことをがまんすればそれほど疲れないし、疲れても目を閉じて休むことが出来た。ところが今度は自分がゲームをやる番になると都合よくはいかなかった。試しに適当な相手と打ってみたら、装置に慣れないことはあったとしてもいつもの3倍の時間がかかり、それでも終わりそうになかった。訳を話して投了し、勘弁して貰った。
私は囲碁ゲームしやすくて、もっと進化した伝の心が欲しいと思った。もうしばらく我慢していよう。それまでは残念だが、対局の時だけは今までのようにパソコンの前に座らなければならないだろう。
2020/6/5

伝の心(囲碁対局)