腕の古傷

誰かに痛めつけられた
古傷をなぞれば
僅かな痛みがあるだけで。
そのあとは楽になるから、
僕に任せて、お休みなさい。
君を任せて、お休みなさい。

誰かに切りつけられた
古傷をさすれば
僅かな記憶を思うだけで。
これからは僕が居るから、
夢を見せて、お休みなさい。
夢を見せて、お休みなさい。

腕の古傷

腕の古傷

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-01-06

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