青春喪失

会話して出会えたことを意識して
抱きしめることで現状を体感した
いつか離れてしまうのだとしたら
一緒に居ることしか出来なかった

君が咲かせた花は永遠でも
僕が名付けた花は刹那だった
誰も悪くない 何も悪くない

君は純粋無垢、無邪気のままで
何にも考えなくていいから
ただそばで笑っていて。

公園で二人だけの儀式して
首を締めることで残像を記憶した
いずれ忘れてしまうのだとしたら
写真を撮らずにはいられなかった

君が愛した景色は未来でも
僕が見つめた景色は過去だった
僕は悪くない 君も悪くない

君は純粋無垢、無邪気なままで
何にも汚れなくていいから
ただそばで泣いていて。

いつか君が遠く離れても
きっと僕は君を守るよ。
今は全てが青く、一瞬で過ぎていく。

青春喪失

青春喪失

  • 自由詩
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-12-22

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