埃だらけの綻び

嗄鳥鳴夏

頭が弾け飛ぶ様に
埃だらけの綻びが
脇を擽り真実を吐かせようとする
忘れた顔を見せようとする
見たくもないのに
懐かしい話を聞かせようとする
聞きたくもないのに

眠気が明日を眩ませる
滅び行く綻びが
頭を撫で真実を吐かせようとする
忘れた空を見せようとする
見たくもないのに
懐かしい歌を聴かせようとする
聴きたくもないのに

埃だらけの綻び

埃だらけの綻び

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2019-12-10

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted