寿ぎの詩

 世間が寿ぎの気分に満たされるとき
 私はいつか神社で見かけた花嫁たちのことを思い出す
 私には縁のないことではあるけれど
 そこに幸せが横たわっているのなら
 きっとどんなことよりも嬉しいに違いない
 人よ祝え
 祝え人よ
 私は少し遅れてきっと追いつくから
 どうかその先で待っていてほしい

寿ぎの詩

寿ぎの詩

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-12-31

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