よあさ

寂しい夜に悲しいよと
泣く鳥はどこへ行く
永遠に続けばいいと
星に叶わぬ願いをする
生命は全て滅ぶと
知っているけれど
今は信じられない 
この人生が終わることを

冷たい雨が温かい肌に当たる
涼しい風が高架橋の影に戦ぐ
僕が泣く 懐かしい君は笑う
喧騒が睡魔を妨げる

左の眠気眼を擦ると
囀る雀がこちら向き
優越感にひたっていると
私は一瞬で憂鬱になる
命は全て無くても
地球は回るけれど
さて どうだろう
どちらが僕らにとって良いだろう

邪魔な敵が純粋な奴を病ます
苦しい今が幸せな先を創る
僕が言う 神々しい神はゴミ
嫉妬が現実を刺す

よあさ

よあさ

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-09-17

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