プロット「題未定、未完」

たかなみ なと 作

近い内に、以前の『プロット「不透明な空間(仮題、未完)」』に転記しようと思います。

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新しいプロットを考えています。法律や規則には違反していないからという理由で、社会通念や道徳から甚だしく離反した言動を様々な形で行う人間の群れを描こうと思います。

以前、「のんのんのんと、、、」というプロットを投稿しました。その設定を使おうと思います。つまり、有料職業紹介という形でイタリアンレストランでアルバイトをする初音ミクを狙い陥れるため、未知の反社会組織(悪魔崇拝者の集まり)のメンバーGとHがもっともらしい屁理屈(偽善、異端)を振り回し、レストランに非常識不道徳極まりない状況をつくろうと企むストーリーです(悪徳の果実を健全な普通の人間に味わわせ、最終的には彼等を反社会的勢力のメンバーに加えるという計画です。ミクは悪徳の果実を実らせるための犠牲者です。)。GとHの今回の手口は、「飼い殺し」です。「飼い殺し」は、未知の反社会的組織がその勢力拡大のために用いる常套手段です。それは職場の業務だけではなく、従業員のプライベートにまで及びます。

1)
手口その1。若い新入社員のIは、ワインエキスパートの試験に合格し、次はソムリエの資格取得を目指している。しかし、Iはソムリエやその見習いとして入社したのではない。ホールサービス員として入社したのである。ソムリエ受験資格を得るための業務経験を積もうと毎日の仕事に励んでいる(細かい事を書くのも何であるが、ソムリエの資格取得は会社側の希望や要請ではない。I自身の希望である。その費用等は全てIの負担で、勤務時間以外のプライベートな時間を使って勉強している)。、、、しかし、GとHはIを洗い場に就かせようと企む。その屁理屈。「長年の大切な顧客がフルコースのメニューを注文された、シルバーに小さな食材か食べカスの汚れがあった、客は大変ご立腹され、もう来ないからと言い捨て店を出て行った。、、、洗い場の作業は簡単なようで難しい、非常に繊細で難しい。例えば、ホテルの宴会·レストランのサービスを考えてみるがいい。洗い場で洗い上がりのチェック、厨房で盛り付け時の食器チェック、テーブルセッティング時の食器チェック、セッティング後の食器チェックと磨くこと、このように3重4重にチェックをしている。まだまだ若いIさんに洗い場は誠に相応しい仕事だ、大切な店を守って欲しい。」、、、確かにホテル等では3重4重にと食器の汚れのチェックをしている。洗い場、キッチン、ホールスタッフ、その他全ての従業員がそれぞれの立場で食器をチェックしている。それをGとHは、ほとんどのチェックをI一人に背負わせるつもりらしい。

2)
手口その2。この店では、アルバイトは2週間に一度、希望勤務曜日と時間のシフトを提出することになっている。何時いつまでに提出し、何時いつまでにシフトを決定することになっている。シフトの計画、決定は全て店長が責任を持って行っている。それで全て上手くいっている。しかし、GとHがシフトに関してチャチャを入れる。、、、GとHに店長もIも強制され、Iはやむなく洗い場に入る回数、時間が増えてくる。ある日、これこれの事情で洗い場の学生アルバイトが連絡を入れて仕事を休む。時間的にも仕事量的にも、その負担はIにかかる。そこでGとHはこのように言う。「この店には、正社員、アルバイト、派遣の3タイプの従業員がいるが、今一度、シフトの計画を全体的に見直すべきだ。I君にはそう主張すべき権利がある。」、、、この件に関して、Iは口を閉ざす。「自分をダシにして、GとHは良くないことを企んでいるのではないか?」自分を洗い場に追い込もうとする二人を見て、Iはそう懸念したからである。

3)
GとHは、店に対する自分達の影響力が弱まることや、自分達に対するスタッフの印象が薄れることを、何よりも恐れる。未知の反社会的組織の勢力拡大のため、そのメンバーは様々な会社やその他の組織に潜入して暗躍しているわけだが、勢力拡大という目的(ノルマ)の達成に差し支える可能性が極めて高いからである。、、、この店には多くのアルバイトや派遣スタッフがいる。極めて偏差値の高い大学の学生も多い。優れた論文や作品を発表したり、クラブのスポーツ等で優秀な成果を上げる学生がいると、GとHはそのような学生を退けようと企む。、、、「今は試験の時期だ、学生は休む可能性が高い(もちろん事前連絡を入れて)、しばらくは派遣を多めに雇い、アルバイトを休ませよう。」このように単なる憶測でシフトを決めようと企む。、、、「現在の派遣の人件費はこれこれで前年の今時分より高い、しばらく派遣の使用は控え、アルバイトを多めに使おう。」このように事実を上げてシフトを決めようするときもあるが、売上高を考慮すると、派遣の使用に問題は無い。

4)
(続く)

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日本語で文章を書き、外国語を勉強していて、
ふと、次のような現実の事件を思い出しました。

上司から「小学生のような文章を書くな。」と執拗に叱責を受けたために、
その部下は自殺してしまったという事件です。

これは日本で発生した事件であり、その当事者は全て日本人であり、
使用していた言語は日本語です。

何故、この様な事件が起こるのでしょうか?
上からの命令か唆しがあったのでしょうか?

800字くらいのプロットを書ければと思います。

プロットの原型は次のようなストーリーです。

1)
Aは最難関の国立大学であるB大学を卒業後、
一流総合商社であるC社に入社した。
コンプライアンスが良く整い、また実践されている素晴らしい企業である。
本社での配属・勤務が決まり、3年間、ある食材の輸入業務に携わった。

大学時代、及び卒業以降も勉強を続けている
ある外国語の能力が評価され、
Aは2年間、大陸内部のある地域において、その食材輸入業務に携わることになった。
その地域では、複数の少数民族の人達が生活し、複数の言語が使用されている。
その国の共通語、その民族の母国語、英語、近隣の民族とより良く意思疎通を図るための
その民族の言語、ある人間が個人的に興味を持っている言語。
住民の中には、5つ6つの言語を習得しようと努力する者もいた。
しかし、母国語以外の言葉は上手く使えない者も多くいた。
意思疎通が上手く行えない事に起因するトラブルもあったが、
それでもその地域の住民達は、皆、毎日を仲良く暮らしていた。

2)
2年間の大陸内部での業務を終了し、Aは帰国した。
ある日、Aは大学時代の友人Dから、同じく大学時代の友人Eが亡くなったという話を聞いた。
Eの死は、自殺ということであった。
Eは職場の上司から「小学生のような文章を書くな。」と執拗に叱責され続けた結果、
心に異常を来たし、自殺してしまったのであった。
この事件の当事者は全て日本人であり、使用していた言語は日本語である。

Eは最難関の国立大学を卒業していること、論文等のように文章の創作には一定の様式があること、
これらのことを考えると、Aには、Eが小学生のような文章を書くとは、とても信じられなかった。

(言語習得の難しさと、文章表現の難しさについて。)

3)
数日後、Aは母校であるF高校吹奏楽部へ、
定期演奏会のための練習を聴きに行った。
Aは高校生の時、吹奏楽部に所属していた。
練習の終了後、Aは男子部員Gから次のような
相談を持ち掛けられた。

ある日、Gは練習の開始前に部室の隅で、ある
文章を読み、考えていた。その内容は、
カトリック教会のある教皇の説教・祈りの文章で、
苦難を移ろい行く人達(旅人達)の中においてこそ、
最も大切な徳である希望は光り輝くという
ものだった。
この世の全ての人々に向けられたとても平易な文章だった。
Gは、森鴎外の史伝・渋江抽斎の第一章の文章に通じる
内容があると感じた。教皇のその文章の一部を、
Gは手書きで原稿用紙に書き写し、読んでいたのだった。
その文章が好きだからである。
次の定期演奏会で取り上げるキリスト教を
テーマにした吹奏楽オリジナル曲の主題に通じる
ものがあるからである。

その様なGのところに、一人の三十代半ばの
男性Hが近づき、「作文の練習かい?」と
一言だけ言って原稿用紙を取り上げ、それを
読んだ。Hは、吹奏楽部が製作するDVDの件で
、ある大手音楽製作会社から来ている人間であった。
読み終えた後、HはGに向かって次のように言った。

「文章があまりにも幼すぎる。論理の展開も
不明瞭だ。書き直す方がいい。」

こう言ってHはその場を離れた。
全て、Hの一方的な早合点と誤りである。

GはHの誤りを訂正しようかと思ったが、
ずっと年上の人間にそうする事は、何故か気が引けた。
しかし、あまりにも悔しく、またHに対して情けなくもあった。
Gは涙が出そうになった。

(Hに関する一つの挿話。Hは事ある毎に
吹奏楽部部員に対して次のような話をする。
「クラブ活動をより良くするための意見や
提案をどんどん聞かせて欲しい。皆で協力して、
立派な吹奏楽部を創ろう!」
しかしHは、部員達の意見を取り入れるつもり
など全く無い。もしも取り入れ、それが良い
結果を生めば、その意見の部員に信望が
集まる。その事によって、Hの存在と支配力が
弱くなる可能性がある。、、、Hには、部員達が
これまで築き上げて来た大切なものが崩壊する
のを、望んでいるような気配さえ感じられる。
崩れたとき、Hはそこに采配を振ることを企んで
いるような気配さえ感じられる。
、、、Hはワンマン的な人間である。
その言動は、時々、道徳上の配慮を欠いたもの
になることがある。しかし、道徳上の事柄に
触れるときは、その内容が過度なものになる。
その内容を実践すれば、部員達の心と体に辛い
負担をかけてしまうのである。毎日のクラブ
活動に支障をきたすことさえある。)

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プロット「題未定、未完」

プロット「題未定、未完」

  • 小説
  • 短編
  • ミステリー
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2018-06-10

CC BY
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