プロット「題未定、未完」

たかなみ なと

近い内に、以前の『プロット「不透明な空間(仮題、未完)」』に転記しようと思います。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
新しいプロットを考えています。法律や規則には違反していないからという理由で、社会通念や道徳から甚だしく離反した言動を様々な形で行う人間の群れを描こうと思います。

以前、「のんのんのんと、、、」というプロットを投稿しました。その設定を使おうと思います。つまり、有料職業紹介という形でイタリアンレストランでアルバイトをする初音ミクを狙い陥れるため、未知の反社会組織(悪魔崇拝者の集まり)のメンバーGとHがもっともらしい屁理屈(偽善、異端)を振り回し、レストランに非常識不道徳極まりない状況をつくろうと企むストーリーです(悪徳の果実を健全な普通の人間に味わわせ、最終的には彼等を反社会的勢力のメンバーに加えるという計画です。ミクは悪徳の果実を実らせるための犠牲者です。)。GとHの今回の手口は、「飼い殺し」です。「飼い殺し」は、未知の反社会的組織がその勢力拡大のために用いる常套手段です。ある人間を「飼い殺し」の状態に置くことにより、その組織内に排他的差別意識を生じさせるものです。それは職場の業務だけではなく、従業員のプライベートの監視にまで及びます。

1)
その手口。
若い新入社員のIは、ワインエキスパートの試験に合格し、次はソムリエの資格取得を目指している。しかし、Iはソムリエやその見習いとして入社したのではない。ホールサービス員として入社したのである。ソムリエ受験資格を得るための業務経験を積もうと毎日の仕事に励んでいる(細かい事を書くのも何であるが、ソムリエの資格取得は会社側の希望や要請ではない。I自身の希望である。その費用等は全てIの負担で、勤務時間以外のプライベートな時間を使って勉強している)。、、、しかし、GとHはIを洗い場に就かせようと企む。その屁理屈。「長年の大切な顧客がフルコースのメニューを注文された、シルバーに小さな食材か食べカスの汚れがあった、客は大変ご立腹され、もう来ないからと言い捨て店を出て行った。、、、洗い場の作業は簡単なようで難しい、非常に繊細で難しい。例えば、ホテルの宴会·レストランのサービスを考えてみるがいい。洗い場で洗い上がりのチェック、厨房で盛り付け時の食器チェック、テーブルセッティング時の食器チェック、セッティング後の食器チェックと磨くこと、このように3重4重にチェックをしている。まだまだ若いIさんに洗い場は誠に相応しい仕事だ、大切な店を守って欲しい。」、、、確かにホテル等では3重4重にと食器の汚れのチェックをしている。洗い場、キッチン、ホールスタッフ、その他全ての従業員がそれぞれの立場で食器をチェックしている。それをGとHは、ほとんどのチェックをI一人に背負わせるつもりらしい。

2)
その手口。
この店では、アルバイトは2週間に一度、希望勤務曜日と時間のシフトを提出することになっている。何時いつまでに提出し、何時いつまでにシフトを決定することになっている。シフトの計画、決定は全て店長が責任を持って行っている。それで全て上手くいっている。しかし、GとHがシフトに関してチャチャを入れる。、、、GとHに店長もIも強制され、Iはやむなく洗い場に入る回数、時間が増えてくる。ある日、これこれの事情で洗い場の学生アルバイトが連絡を入れて仕事を休む。時間的にも仕事量的にも、その負担はIにかかる。そこでGとHはこのように言う。「この店には、正社員、アルバイト、派遣の3タイプの従業員がいるが、今一度、シフトの計画を全体的に見直すべきだ。I君にはそう主張すべき権利がある。」、、、この件に関して、Iは口を閉ざす。「自分をダシにして、GとHは良くないことを企んでいるのではないか?」自分を洗い場に追い込もうとする二人を見て、Iはそう懸念したからである。

3)
その手口。
GとHは、店に対する自分達の影響力が弱まることや、自分達に対するスタッフの印象が薄れることを、何よりも恐れる。未知の反社会的組織の勢力拡大のため、そのメンバーは様々な会社やその他の組織に潜入して暗躍しているわけだが、勢力拡大という目的(ノルマ)の達成に差し支える可能性が極めて高いからである。、、、この店には多くのアルバイトや派遣スタッフがいる。極めて偏差値の高い大学の学生も多い。優れた論文や作品を発表したり、クラブのスポーツ等で優秀な成果を上げる学生がいると、GとHはそのような学生を退けようと企む。、、、「今は試験の時期だ、学生は休む可能性が高い(もちろん事前連絡を入れて)、しばらくは派遣を多めに雇い、アルバイトを休ませよう。」このように単なる憶測でシフトを決めようと企む。、、、「現在の派遣の人件費はこれこれで前年の今時分より高い、しばらく派遣の使用は控え、アルバイトを多めに使おう。」このように事実を上げてシフトを決めようするときもあるが、売上高を考慮すると、派遣の使用に問題は無い。

4)
手口と営業姿勢の矛盾。
GとHは、ソムリエの資格取得を目指すIを洗い場専属の正社員にしようと企み、屁理屈を武器に「暗躍」する。当然、IはGとHに反発する。するとGとHは、経験のあるアルバイトや派遣スタッフを見境なく洗い場に放り込もうとする。このようなGとHの言動は、店の従業員に対する彼等の日頃の言葉と、明らかに矛盾している。

GとHは日頃から次の様な言葉を従業員に言っている。「サービスは笑顔をもって。サービスは丁寧に、かつスピーディーに。お客様の質問には要領良く分かりやすく答えるように。」

もしもサービスの時に、料理の盛り付けを崩してしまったり、お客様の衣服を汚してしまったりする状況が比較的多いのであれば、店の営業時、サービスの十分な経験者を前面に出さなければならない。もしもサービスの時に、料理やドリンクについてのお客様の質問に対して、適切な説明をすることが出来ていない状況が比較的多いのであれば、店の営業時、Iのように料理やドリンクに詳しい従業員を前面に出さなければならない。もしも洗い場の人手が足りないのであれば、どの様な人手が足りないのかを見極め、相応しい従業員を募集しなければならない。

ところがGとHは店の現状を見極めることをせず(もっとも、GとHはサービスやキッチンの業務経験はもちろんのこと、飲食店自体の業務や作業の経験は皆無であり、作業の手順や手数など何も分からないのであるが)、「もしもまた今度、客の食器に食べカスが付いていたら、どうする?もしも、もしも、もしも、もしも、もしもしもしもし、、、」という論法で、見境なく従業員を洗い場に放り込もうとし始めたのである。

5)
G及びHとスタッフの対立。
GとHは、希望職種や希望勤務時間等に関して、従業員を抑え込もうと企む。GとHは、自分達の偏執狂的道徳を従業員に押し付ける。

偏執狂〜(コトバンクから引用)普段は思考意志、明晰で秩序のとれた行動を保っているが、いったん妄想が始ると、攻撃性、不機嫌、猜疑的な傾向が現れる。妄想体系は、基本的に被害か誇大かの2方向を示す。

少し前に次の様な出来事があった。大学生アルバイトのJが夏目漱石の「心」について、優れた小論文を自分のブログで公開した。するとGとHは、Jに関して、「Jは実業やビジネスを嫌い不信を持っているのかもしれない。働く皆を心底では良く思っていないのかもしれない。警戒しよう。どんな些細な言葉でもJの言動を全て報告するように。」と被害意識のある言葉を執拗に言い始めたのである。

GとHは従業員と対立する。

6)
GとHの新たな作戦。
未必の故意。(容認出来る表現かどうか分からないが)合法的殺人。悪魔崇拝者のメンバーであるGとHは、この様な事態を店に発生させるべく、活動を開始する。

その活動、又は手口は極めて巧妙なものである。ある不幸が生じた場合、その罪は、(例え罪の深さには各人により程度があるにせよ)その現場に居合わせ、不幸の可能性を予見することの出来る知識と経験のある全ての人間にあるのであるが、あたかもその罪は、不幸を生じさせた行為に直接関わった極めて一部の人間、あるいはたった一人の人間だけにあるという、誤った判断を人々にさせてしまうものである。

7)
GとHの新たな作戦。
アルバイトや派遣スタッフとして、GとHの仲間が店に入る。→その仲間がIに関する次の噂を店に流す。「既に正社員のIは仕事に対してやる気など無く、皆を嫌っているのではないか?」→そのような噂を事実とするため、GとHの仲間がIに対して失言を誘おうと動く。→もしもIが失言を言えば、例えそれがIの冗談であってもその言葉を原因として、Iと店の健全な従業員(つまり悪魔崇拝者のメンバーではない従業員)との間に対立やトラブルを作ろうと企む。

聡明な初音ミクは、Iよりも後に店に入ったアルバイトや派遣スタッフの数名の者には、Iに関する何か含みのある嫌な被害意識的な言葉が多々あることに気づく。

8)
GとHの新たな作戦(その障害〜Jを追い出すこと)。
Iを「飼い殺し」することによって店に悪徳を広めるにあたり、GとHには、Jの存在が大きな障害となる。何故なら、Jはその人格が剛毅で誠実であり、Iに関する噂や中傷に全く完全に惑わされないからである。そこでGとHは、初めにJを追い出すことの必要を痛感する。

Jは、週に4日、夕方から5時間のアルバイトをしている。それをGとHは、「しばらくは学生アルバイトの勤務希望者が多い。」「しばらくはこれこれの都合で派遣を多く使う。」等の理由をつけ、しかも実際にそうなるように店の事情を操作加工し、Jには週に1日か2日だけの勤務希望に変更するように言う。仕方無くJはその話を承諾し、他のアルバイトとの掛け持ちを始める。、、、しばらくして、GとHは次の話をJに伝える。「この店はスタッフの人数が多い。様々な変動があった。アルバイトも派遣もレギュラー勤務希望の者を優先的にシフトを組みたい。大切な店のために。今となっては、J君には週に1日だけしかシフトに入れられない。、、、もっともJ君は元々週に4日の勤務をしていたので、レギュラー勤務にもどらないかと一言声を掛けようと思ったが、掛け持ち先の事を思いやると、声を掛けるのも迷惑になるんじゃないかなと思ってね、そうする事を控えたんだ。」。Jの静かな答え。「解りました。仕方ありません。急でたいへん申し訳無いですが、今日でここのアルバイトを終わりたいと思います。お世話になりました。」、、、こうしてJは自ら身を引いた。Jは、GとHの独善的偏執狂的姿勢に何か異様なものを感じていた。

尚、このような事を経験したのは、後にも先にもJたった一人である。

9)
GとHの新たな作戦(その失敗)。
Jを追い出したGとHは、共に、素晴らしいビジネス的振る舞いをしたと考えている。しかし無邪気なアルバイトや派遣スタッフは、今回のJの件に影響されて様々な不満を口にする。
「私が、週5日のレギュラー勤務から3日程の勤務に変更の希望を伝えたとき、店長もGさんもHさんも強く反対して変更できなかったのに、なんでJ君だけ『優遇』されてあんなに気楽なバイトしてるんですか?」
「J君は時給が1200円に上がってから、すぐに勤務が週に1日か2日になって、静かに円満退職なんだ!うん、そういうのもありだと思う(^^)。スタッフに優しいお店だね、ここは。私も頑張って給料上げよッ!」
「、、、ん〜、なんかこう私がイメージしていたバイトと違うう〜。私も週に1日か2日のバイトにしたいですぅ。お小遣いは間に合いますから心配しないで下さい。」
「調理長は仕事が完璧でとても優しいけど、洗い場のおばはんやキッチンのパートのおっさんの口うるささは、一体なんなんですか?もう嫌です。」
「うううッ、私も円満退職したい。」
「ネットで検索、円満退職円満退社。」
「本来なら今ここで仕事しているはずのJ君が女の子と一緒に食事しに来たああ〜。」
「あ、もしもし、派遣の何何です。すいませんが風邪でバイト休ませてください。」
「あ、もしもし、バイトの何何です。授業の延長で突然コンパすることになりまして、お茶会ですね、すいませんがバイト休ませて下さい。」
「初めまして、こんにちは!昨日入ったアルバイトの何何子です。新米のぺーぺーです。時給1700円目指して頑張ります!!、、、私に凄い落ち度があったり会社の経営事情が苦しければ仕方ありませんが、そうでもないのに私の首切ったりしないよね??」
「ウオッス!!!キッチンのパートの何何男です。46です。見た目はいかついです。ちなみに自分は口うるさい方のオッサンではないです。、、、一番デカイ牛刀なんかで、キュウリをまとめて10本くらい一度に輪切りにしたりしています。肉や魚をさばくのはもちろん、フライパン、オーブン、フライヤー、そこ鍋、そして電子レンジのチンまで、全ての加熱調理OKです。よく他のスタッフから、人の三倍四倍働くねって、言われたりしちゃいます。三倍四倍です。、、、でも、決して人の仕事を横取りなんかしていませんよ、笑。皆が皆、適切な量の作業をこなすことが出来れば理想ですが、なかなかそう上手くいかないですね。前日や当日に比較的大勢の予約が入って(もちろん、予約受け入れが何かの都合で無理な時は店長が丁寧にお断りしていますが。)急に3時間程大量の仕事をこなさないといけなくなったり。、、、ところで店の人件費削減の都合、GさんとHさんから他店への移動を勧められています。これって何か矛盾してないでしょうか?、、、話が外れますが、GさんとHさん、少し頼りないです、涙。自分が他のスタッフから三倍四倍の仕事すると言われるからって、その言葉を鵜呑みにして到底無理な仕事をしてくれって言うんです。、、、どのような無理な注文を言うのかというと、他の分野の仕事で例えれば、日本商工会議所のビジネスキーボード認定試験というのがありまして、日本語の場合試験時間10分間で全900字をミス無しに入力するとS評価なんですが、その評価を得たから一日8時間の勤務をずっと10分間900文字入力プラスアルファのペースで仕事をすることは肉体的に不可能だと思います(自分は入力の仕事経験無いので、間違ってたら、ごめんなさいm(_ _)m)。また、コースメニューのサービス方法がトレーサービスや皿盛りサービスだけの場合、たいていの店ではサービス員一人で10席程を担当していると思いますが(もちろん同時に複数のお客様からオーダーがくるときもあるんで、サービス員同士のフォローは必要です)、サービス員が十分な経験者だからと言って20席を担当するのは、物理的に不可能だと思います。、、、GさんとHさん、その辺の事情が全く分かっていないようでして。無理な話を持ち掛けてくることが多々あるんです。」

GとHは、アルバイトや派遣スタッフの心情も、店の作業は目が回るくらいに忙しいということも、分かっているようで全く分かっていないのである。

10)
その後のJ。
新しいバイト先も飲食店である。そこでは毎週金土日の週末のみアルバイトをしている。Jは、前のバイトでの経験を、具体的な個人名や組織名は伏せたうえでブログに書き込む。夏目漱石の「心」の小論文を投稿したブログである。

Jは次の2点から、自分の経験は幼稚な偽善丸出しの策略に嵌められたものだと思っている。

A〜大幅に希望勤務曜日や時間を減らして欲しいと言われたのは、Jだけである。他のアルバイトは、例えば、2週間に1度、週3日の勤務を2日にして欲しいと言われた程度である(ついでに書き加えるなら、一時、店を離れていたスタッフは、そのほとんどが仕事に復帰している。)。

B〜正社員のIやその他のスタッフのプライベートに関して、GとHが店の営業に全く関係の無い事を偏執狂的に喋るのは(その目的はまだJには見当が付かないが)、必ず二人揃っている時だからである。

GとHは、新興宗教か何か分からないが、道徳的に歪んだ組織のメンバーではないかと、疑ったのである。

現在のJにとって、GとHが采配を振る店など、どうでもよいのである。アルバイトや派遣スタッフが仕事を失う可能性がある事を理解しているにも関わらず、店の体制を変えたがる。時給が950円から1700円まで上がる店において、アルバイトや派遣スタッフが仕事を失う可能性がある事を理解しているにも関わらず、店の体制を変えたがる(アルバイトは950円から1700円まで、有料職業紹介からのスタッフは1100円から1700円まで昇給する)。

ところでJは、週に一度ある語学学校に通い始める。毎月8000円の月謝制である。有名大学出身の先生や生徒といろいろ知り合いになる。第一週と第三週はヒアリングと会話の授業である。これは難しい。第二週と第四週は作文及び日本語から外国語への翻訳の授業である。Jは400字から800字程の日本語を初めに書き、翻訳している。文章を書くことは、Jにとって苦痛でも何でも無い。

すると、しばらくしてKという若い男性がJと同じクラスに入って来る。GとHの仲間、反社会的組織のメンバーである。もとよりKは語学に興味など全く無い。語学の習得は異常な程遅い。そのようなKは先生に対して偏執狂的な道徳やマナーを要求し、Jと先生や他の生徒の間を狂わせようとする。

11)
GとHの新しい飼い殺し作戦。
(以前のプロット「のんのんのんと、、、」に書いたことであるが、GとHは外部の経営コンサルタントである。従業員が負担に喘ぐ姿を見て優越感と満足を覚える人間である。特に、女性の従業員が負担に喘ぐ姿を見て優越感と満足を覚える歪んだ性癖の人間である。、、、又、ある従業員とある従業員をずーっとくっつけたり、ある従業員とある従業員をずーっと離したりしようと、もっともらしい屁理屈を捏ねくり回して従業員をその様に動かそうと企む。ついでながら、GとHは自分達を、「道徳の大家」「人間関係の大家」であると自認している。そう自認するだけあって、従業員のことなら何でもかんでも知っている。職場における従業員のプライバシーを侵害することは、GとHの最も得意とするところである。)

Jを追い出したGとHは、Iを洗い場専属の正社員にするために、新たな企みを考える。Iと他の従業員との間にトラブルを生じさせるという企みは、反故にする。Iの興味と希望職種を洗い場の仕事に変更させることは、不可能である。GとHの二人だけが、Iを洗い場に移そうと動いても、他の従業員から反対などされる。、、、それならば、他の全ての従業員に、「店の現状、洗い場にはI君がどうしても必要なのではないだろうか?」という疑問のような思いを、抱かせれば(いだかせれば)良いのである。GとHは、そのようなぼんやりした思いを従業員達の胸に植え付けてその思いを各自からせっせと掻き集めるため、アルバイトや派遣スタッフとして店に潜入した仲間をこき使って様々な噂を流し、スパイ活動をさせ、ギャグ漫画の世界を店に成就させるつもりである。

GとHは、店のスタッフや当事者達にはっきりと知らせることなく、内密のうちに、Iを新人の洗い場アルバイト(この新入りは、悪魔崇拝者のメンバーである。)の教育調教師に仕立て上げようと企む。「新人君の輝かしい成長のためには、どうしてもI君が新人君のそばに必要なの。何時までも何時までも、ずーっと二人一緒に頑張ってね。私達、影から君達を見守っています。」こういう思いをぼんやりと店の全ての従業員に与える企みである。

ところで、GとHと新入りは、Iがけしからぬ失言を言うようにそれとなく働きかけ、もしもIが失言を口にすれば(例えば、仕事のやる気なんかない、こんな店嫌いだ〜、などの類い。)、新入りは「裏切られた傷付いた僕バイト辞めちゃう。」という理由でアルバイトを辞め、更にGとHは「有能なアルバイトが辞めた責任をとって洗い場専属の正社員になりなさい!」という形のIの飼い殺しをも計画している。

さて、Iと新入りが一緒に洗い場業務をする初日、Iは自ら陽気に大失言を言う。「初めまして。社員のIです。担当はホールサービスです。新人さんは、飲食の仕事そのもの今回が初めてですね!、、、この店に限って言うと、洗い場業務はとても楽です、ホールサービスやキッチン業務は難しいですが。、、、例えば、宴会場のある日本料理店や中国料理店のようにゴワゴワした嵩張る重い食器がほとんど無い、焦げた鍋やしつこい油汚れの下げ物がほとんど無い、一つ数千円数万円の食器は皆無、安くて丈夫な食器ばかりで60度や70度の熱水をかけてあげるとほんと喜ぶ、食器の形はほとんど真ん丸で一つの洗浄ラックにたくさん入る、厄介で汚れの多い調理器具の洗浄はたいていキッチンスタッフが自分でする、こういうお店だからです。パスタやサラダなど軽い汚れの下げ物がほとんどです。、、、作業の基本的な流れを言うと、正面左側の水槽には食器洗剤の入ったお湯が張ってありここで食器をスポンジで洗います、正面の水槽にはお湯だけが張ってあり食器を濯ぎます、正面右側には洗浄機用のラックがあり濯いだ食器を並べます、そしてラックを右隣りの洗浄機に入れ食器を洗浄します。、、、洗浄の時間は1回約1分です。その初めの30秒程で次の洗浄する食器·ラックの用意をし、残りの30秒はぼ〜っとするも良し、オーダーに追われるサービス員を見てニヤけるのも良し、こんな感じです(^√^)。洗い上がりのラックが3つくらいたまったら食器のチェックと整理収納をします。、、、お店の営業時間中、途切れること無く洗浄機を使うのは限られた時間だけです。洗浄機を動かすのは10分15分に1度というのもよくあります。つまりヒマヒマなんですね。それで易しい調理補助もすることになると思います。、、、洗浄機を途切れること無く動かす来客のピーク時には1人の洗い場補助が付き、その人が洗い上がりのチェックと整理収納をします。だからピーク時でもオーダーに追われて苦闘するサービス員を見て微笑む余裕があります
\(^0^)/。洗い場の補助はたいてい女の子なんで、その子は苦闘のサービス員に発破かけてます。、、、ところで、GさんとHさんから、ホールサービスを辞めて洗い場専属の正社員になるよう言われてるんです。給料はホールサービス員のままです。こんな楽な仕事してホールサービス員の給料!こんなのもありかなと、、、。しかしソムリエ取得したいので、もしも洗い場に入ったら、半年程働いてお金貯めて、その後は武者修行ですね。もしも僕が辞めたら、ここの洗い場のKINGになってください!」

12)
GとHに対するスタッフ達の疑問。
しばらくして、女子学生Lがアルバイトとして店に入る。LはGとHの仲間ではない、普通の人間である。研修期間中は胸に「研修生」の語句の入った名札をつける。経験者のサービス員の下に付くという形で、そのサービス員から具体性のある指導を受ける。指導を受けるサービス員は、基本的に毎回替わる。一人のサービス員が、アルバイトの昇給に影響してはならない。、、、研修内容は、サービスの一連の作業やその要領である。受付の者が案内した客のお出迎え、着席時の椅子引きと着席補助、メニューやお冷の提供、オーダーの取り方、料理やドリンクのサービスの仕方、食事中のサービスのこと、店を出て行かれるお客様のお見送り、テーブルセッティング、等である。、、、店長、社員、パートリーダー等が担当する店全体の運営、切り盛りに関係することは、研修しない。

さて、研修を受けるLを見ていて、ホールサービス員達はGとHの「洗い場の新人君には、I君から様々な事をしっかりと学んで欲しい。」という極めて漠然とした言葉を思い出し、疑問を持つ。「基本、一人で担当する軽い汚れの下げ物の洗い場作業に関して、何を研修するのだろう?」

(尚、前にも書いたが、GとHは、特に女性スタッフが負担に喘ぐ姿を見て優越感と満足を覚える歪んだ性癖の人間である。しかしそのために、方法として、やたらと仕事量を増やしたり仕事のペースを上げることは出来ない。人間の食生活というものは安定しているものである。そこで方法として大事になるのは、ある従業員とある従業員をずーっとくっつけたり離したりする事であり、そうする事により、毎日の一定した業務が次第に負担になるよう、少しづつ仕向けていくのである。、、、お客様への料理の説明について、Iがアドバイスしてくれて助かったというスタッフは多い。)

13)
ミクは夏目漱石の「坊ちゃん」を読む。学校という職場を舞台に、赤シャツがエゴを満たすため、もっともらしい理屈を捏ねくり回してうらなり君を僻地のお猿の世界へ飛ばしたり、もっともらしい理屈を捏ねくり回して新しく学校に来た坊ちゃんを手懐けようとしたり、そういう策略に満ちた人間模様が滑稽である。、、、しかし、赤シャツの策略のため、誰かの仕事の負担が増えるというようなことは、描かれていない。

(続く)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
日本語で文章を書き、外国語を勉強していて、
ふと、次のような現実の事件を思い出しました。

上司から「小学生のような文章を書くな。」と執拗に叱責を受けたために、
その部下は自殺してしまったという事件です。

これは日本で発生した事件であり、その当事者は全て日本人であり、
使用していた言語は日本語です。

何故、この様な事件が起こるのでしょうか?
上からの命令か唆しがあったのでしょうか?

800字くらいのプロットを書ければと思います。

プロットの原型は次のようなストーリーです。

1)
Aは最難関の国立大学であるB大学を卒業後、
一流総合商社であるC社に入社した。
コンプライアンスが良く整い、また実践されている素晴らしい企業である。
本社での配属・勤務が決まり、3年間、ある食材の輸入業務に携わった。

大学時代、及び卒業以降も勉強を続けている
ある外国語の能力が評価され、
Aは2年間、大陸内部のある地域において、その食材輸入業務に携わることになった。
その地域では、複数の少数民族の人達が生活し、複数の言語が使用されている。
その国の共通語、その民族の母国語、英語、近隣の民族とより良く意思疎通を図るための
その民族の言語、ある人間が個人的に興味を持っている言語。
住民の中には、5つ6つの言語を習得しようと努力する者もいた。
しかし、母国語以外の言葉は上手く使えない者も多くいた。
意思疎通が上手く行えない事に起因するトラブルもあったが、
それでもその地域の住民達は、皆、毎日を仲良く暮らしていた。

2)
2年間の大陸内部での業務を終了し、Aは帰国した。
ある日、Aは大学時代の友人Dから、同じく大学時代の友人Eが亡くなったという話を聞いた。
Eの死は、自殺ということであった。
Eは職場の上司から「小学生のような文章を書くな。」と執拗に叱責され続けた結果、
心に異常を来たし、自殺してしまったのであった。
この事件の当事者は全て日本人であり、使用していた言語は日本語である。

Eは最難関の国立大学を卒業していること、論文等のように文章の創作には一定の様式があること、
これらのことを考えると、Aには、Eが小学生のような文章を書くとは、とても信じられなかった。

(言語習得の難しさと、文章表現の難しさについて。)

3)
数日後、Aは母校であるF高校吹奏楽部へ、
定期演奏会のための練習を聴きに行った。
Aは高校生の時、吹奏楽部に所属していた。
練習の終了後、Aは男子部員Gから次のような
相談を持ち掛けられた。

ある日、Gは練習の開始前に部室の隅で、ある
文章を読み、考えていた。その内容は、
カトリック教会のある教皇の説教・祈りの文章で、
苦難を移ろい行く人達(旅人達)の中においてこそ、
最も大切な徳である希望は光り輝くという
ものだった。
この世の全ての人々に向けられたとても平易な文章だった。
Gは、森鴎外の史伝・渋江抽斎の第一章の文章に通じる
内容があると感じた。教皇のその文章の一部を、
Gは手書きで原稿用紙に書き写し、読んでいたのだった。
その文章が好きだからである。
次の定期演奏会で取り上げるキリスト教を
テーマにした吹奏楽オリジナル曲の主題に通じる
ものがあるからである。

その様なGのところに、一人の三十代半ばの
男性Hが近づき、「作文の練習かい?」と
一言だけ言って原稿用紙を取り上げ、それを
読んだ。Hは、吹奏楽部が製作するDVDの件で
、ある大手音楽製作会社から来ている人間であった。
読み終えた後、HはGに向かって次のように言った。

「文章があまりにも幼すぎる。論理の展開も
不明瞭だ。書き直す方がいい。」

こう言ってHはその場を離れた。
全て、Hの一方的な早合点と誤りである。

GはHの誤りを訂正しようかと思ったが、
ずっと年上の人間にそうする事は、何故か気が引けた。
しかし、あまりにも悔しく、またHに対して情けなくもあった。
Gは涙が出そうになった。

(Hに関する一つの挿話。Hは事ある毎に
吹奏楽部部員に対して次のような話をする。
「クラブ活動をより良くするための意見や
提案をどんどん聞かせて欲しい。皆で協力して、
立派な吹奏楽部を創ろう!」
しかしHは、部員達の意見を取り入れるつもり
など全く無い。もしも取り入れ、それが良い
結果を生めば、その意見の部員に信望が
集まる。その事によって、Hの存在と支配力が
弱くなる可能性がある。、、、Hには、部員達が
これまで築き上げて来た大切なものが崩壊する
のを、望んでいるような気配さえ感じられる。
崩れたとき、Hはそこに采配を振ることを企んで
いるような気配さえ感じられる。
、、、Hはワンマン的な人間である。
その言動は、時々、道徳上の配慮を欠いたもの
になることがある。しかし、道徳上の事柄に
触れるときは、その内容が過度なものになる。
その内容を実践すれば、部員達の心と体に辛い
負担をかけてしまうのである。毎日のクラブ
活動に支障をきたすことさえある。)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

プロット「題未定、未完」

プロット「題未定、未完」

  • 小説
  • 短編
  • ミステリー
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2018-06-10

CC BY
原著作者の表示の条件で、作品の改変や二次創作などの自由な利用を許可します。

CC BY