人生

僕の部屋に風が吹いた
いつからか仲間の行方を知りたくなくなった
正しい答えが見つからなくて
何度も自分の息を止めかけた
あの頃の無邪気な僕に言えるとするなら
今はただ まだ準備をしているということ
最高の人生への

言葉の中に感情が隠れた
君だけに伝えた言葉は今でも覚えてる
君はもう忘れてしまっただろうな
過ぎ去った記憶と共に
置いてきた残像
息をたくさん吸えば 嫌でも生きられるのさ
幸福な人生へと

誰かに憧れた日々や
過去の後悔を引きずったりして
僕が構成されたというなら
これからも続けよう
人生の中で

机上の空論に槍が刺さった
動き回って自分の居場所も分からなくなった
間違う過程さえ間違っていて
何度も生きる意味を考えていた
ある日突然死んだ僕に言えるとするなら
今は今 その時はその時に終わるということ
最愛の人生でも

意識の中に意思が埋もれた
詩に書きとめた理由はいつか忘れてる
この詩の意味も既に忘れかけてる
始まった人生と共に
終わってしまう真実
心臓を打ち続ければ 絶対生きられるのに
平穏な人生へと

枕を濡らした日々や
明快な未来を笑い飛ばしたりして
僕が生きられたと言うのなら
これからも続けるだけなのさ
人生の中で

人生

人生

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-02-18

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