自讃自虐

自分は何かと問われたら
戸惑うのが普通さ 僕は僕だから
それ以外の答えなんか無いから

高層ビルの建築費用
新社会人の生涯年収
現時点の地球の総人口はどれくらいだろう
風景を写真に写すように
学校を休んでしまったように
噂される真実や虚構のように
様々な事象には様々な根拠があるだろう

ねえ 君はこの僕に何を求めてる
年相応な考えや行動を求めてる?
社会になんか支配されたくない
自分らしさを追い求めているこの僕に

ねえ 君はこの僕に何を願ってる
普通な生き方や死に方を願ってる?
同級生と背を比べることしか出来ない
夢を見ては覚めてしまうこの僕に

面倒くさい御託を吐いたら
飽きるのが普通さ そして飽きられるのも
人の幸せに敏感になるのも

授業の最中に詩を創ったり
友達と会う時に笑顔を作ったり
そんな型を造ったのはいつからだろう
年下に罵声を浴びせるように
宇宙へ行ってみたいように
惰性だけで生きるには固い覚悟が必要だろう

ねえ 君はこの僕の何処を見てる
言葉の上辺や性格の表面を見てる?
頭ではマイナス同士が交差して
事故が多発しているこの僕の

ねえ 君はこの僕の何が分かる
自分でも分からないけど分かる?
動く前に臆病に震えてしまい
答えを知る前に耳を塞ぐこの僕の

自讃自虐

自讃自虐

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-02-17

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