自由

生まれた時の記憶なんて覚えてないのに
今も未だ見続けているのは奇跡さ
しっかりとこの目で見たはずの世界を
空に羽ばたく鳥は悠々と何処かへ
幸せそうに向かい二度と帰ってこなかった
僕の殴られたり蹴られたり虐められて
強くなった心も誰かを恨んでるから

僕は自由になるとここに誓おう
不自由な場所で抗い手に入れる幸せを
誰もまだ知らないから
僕が自由になって皆に伝えよう
生きにくい場所で常識に囚われない素晴らしさを

一人一人 持つ環境や自己を変えずに
日々生活をしていくのは不可能さ
嫌でも人間である限り成長するから
空に煌く流星に願った夢は何処かへ
置いてきてしまってもう思い出せないけど
僕の創った詩や残した傷の跡が
しっかりと生きていたことを教えてくれるから

僕は自由になるとここに誓おう
世間の目に中指を立てて嫌われる勇気を
誰もまだ持ってないから
僕が自由になって皆に教えよう
何かを失った代償に得ることが出来る未来を

時間は進んで17年が経った
2000年春のある日僕は生まれた
涙を流し全てを悟り希望を持って
太陽と月の灯りに照らされて
大きく息を吸って吐いた

打ちのめされて人を酷く嫌って
馬鹿にされて馬鹿にして
虐められて虐めて
新しい景色を見るために
今までを捨てた

今 立ち止まってなんかいない
後ろを振り返ってなんかいない
何も思い出してなんかいないから

僕は自由になるとここに誓おう
やるべきことをしてその延長戦だ
誰もまだしていないから
僕が自由になって皆に知らせよう
僕が僕と言い張って生きた僕至上最高の姿を

自由

自由

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-11-23

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