Rain juice

午後から君を濡らす雨を
たらふく飲み干そう
風邪でも引いたらどうすんの
午後から土を濡らす雨を
今すぐ乾かそう
自転車で転んだらどうすんの
Rain juice 何杯でも飲める
吐いてもまた飲んでやる
Rain juice 皆も手伝ってくれ
僕の愛する人のために
Rain juice 色はないはずだけど
何故か少し血の色に見える
こんな僕はおかしいの
君のためなら何でもできる
これが恋というものなの
誰も教えてくれないよ
そんなこと習ってないよ

片思いのまま月日は経った
やけに胸が騒ぐ日
思い切って告白をした
片思いのまま理想は消えた
降られた理由は
僕は鏡を見ていなかったこと
Rain juice 降り止まないまま
助けを求めず溺れてる
Rain juice 今は触れないでくれ
僕の愛する人のために
Rain juice 味はないはずだけど
何故か少し涙の味がした
なんで君はおかしいの
君のためなら死ねるのに
無駄に高望みしすぎなの
誰もわかってくれないよ
そんなこと習ってないよ

Rain juice

Rain juice

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-07-24

Copyrighted
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