微笑みうつ病

終わりよければ全て良しだから
終始笑っていた
いつ死んでもいいように
影に隠れて何が悪い
笑顔に隠して何が悪いんだ
突然でそれは申し訳ないけど
最期ぐらいわがままで行かせて

いつも空へ願っていた
関係がある人間が
幸せでありますように
たまに君へ誓っていた
打ちのめされて壊れても
きっとピンチには助けに行くと

動かなければ壊れない関係だから
終始笑っていた
風に身を任せるように
子供のフリして何が悪い
真面目じゃないのが何が悪いんだ
突然としてそれは消えるけど
49日ぐらい浮遊してるから安心して

いつも仕事抱えていた
外見より中身を
重視した細かい内容に
たまに呼吸忘れていた
空気をためて上の方に
いずれ待てば飛んで行けると

怖いといったら嘘になるのが怖いさ
いつまでも来ないバス停の待ち人になりたくは無いさ

微笑みうつ病

微笑みうつ病

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-05-04

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