聖域思想

思わず飛び込んだ初しき世界
黙されていく何故か汗をかく
息を呑むのもやっとであった

左利きなら　
上手にピアノが弾けたなら
今頃格好良かったかな
目鼻口元声スタイルどれも捨てがたい
優しく頬を打たれた痛みが癖になっていた
drug in 頭溺れていく
女々しき悪しき僕の思想は
聖域に堆積壊されていく

ようやく導き出した正しき答え
許されていく何処か恥ずかしく
顔合わせるのもやっと出会った

知らない大人に
怒鳴られ子供のように抗い
まもなく服従する
その中では幸せが不幸せになった
産んでくれた親仲のいい親友を呪った
made in 天国上っていく
邪魔なき美意識僕の思想は
聖域に明晰よく似ていた

それほど僕の聖域は美しかった