くたばれ夏休み

君が学校で僕を待つ事はないのに
それを目指して1日を過ごす
夏がそろそろ過ぎる頃なのに
なにもしてない自業自得で
エアコンの風が背中を後押しするけれど進めない
僕はただ冷えていく
時が止まればいいのだけれど
そんな魔法は使えない訳で

誰が言おうと動きたくない
ベッドの上で寝ていたい
家が壊れたら瓦礫の下にいる
なぜなら極度の暑がりだから
汗が肌を流れていくけれどすぐに暑いと空へ帰る
僕はただ冷えていく
僕が消えたらすべて消える
けれどどこかでまだ生きてる

嗚呼なにもかにも全部捨てて
車で海へ出掛けて
服を着たまま海に入って
そのまま浮かんでいたいけど
その気持ちをぐっと堪えて
冷めた頭で今日も生きています

さあ僕も君もその他の人も
全部まとめて星になれ
その後シュレッダーにかけて
その星を跡形もなく消し去って
急に僕は現実に帰るのです

始まる僕の夏休み
暗い部屋に閉じこもり
壊れた自律神経
終わるよ27日僕の夏休み
願うは部屋に引きこもり
そんな希望もへし折られ
燃えるゴミとしてさようなら

走ってその先目指して

くたばれ夏休み

くたばれ夏休み

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-04-06

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