home noise

君の周りは煩くて
僕の周りは静かなのさ
ノイズを全て掻き消せるなら
迷わず僕は叫ぶだろう
それがだめなら
彷徨ってでもいいから
何処へでもいいから連れてくさ

ノイズが例えば
僕の家までついてくるのなら
急いでロックするだろう
そこを君の新しい世界にするために

ノイズが例えば
海を渡ってくるのなら
急いで鎖国するだろう
くらいがない世界にするために

今に君の耳に残るのは
少しも寝れない音ばかり
少しでも掻き消せる今のうち
僕が叫んで君の耳を埋めよう

未来に君の耳に残るのは
少しの小さい憶だけど
少しでも美しくなる君のためなら
僕は叫んでホームノイズを描き消そう

流れるように過ぎてゆくまま
仕方ないとして現実を
見過ごして行くというのなら
僕は絶対にこの罪を許さない

今行くよ
だから少し待ってて

home noise

home noise

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-04-06

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted