精神疾患

嗄鳥鳴夏

うるさい
近寄るな
消え失せろ
いらない

過去なんか 
忘れるから
記憶なんか
いらない

僕の中には
何も無い
僕なんか
いらない

僕は目を瞑りながら息を止めてる
深く歯軋りをして息を吐いた

足掻く精神疾患
ただ黙り
ずっと立ち尽くしていた
雨の中

朝の挨拶
昼の遊戯
夕の街道
夜の叱責

嘘の行方
愛の形
無の偶像
死の向こう

疑心暗鬼
暗中模索
茫然自失
空理空論

僕ができること息を吸うこと
また罪を意識するのも忘れてる

最初で最期の夢
ただ一つだけ
君が傍にいてほしかった
死に際に

精神疾患

精神疾患

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted