*星空文庫

中学季節達

革命鳴榎 作

春よ
私は何をしていましたか
群れに怯えながら机に顔を踞せながら
故にキャラを変えて生きました
夏よ
私は何をしていましたか
勉強を捨てて劣等感の風に吹かれて
何かを求めて走り続けていました
秋よ
私は何をしていましたか
儚い空を眺め夢に依存して
嘘じゃない感情を引きずっていました
冬よ
私は何をしていましたか
制服を着こなし曇る眼鏡を吹いて
常に君だけを想っていました

いつからか僕は誰かを憧れ
悩みを抱えて笑顔が引きつっていた
目を瞑って何かを想像していた
日々は友達が整備した学校で出来て
傷は友達に愚痴れば勝手に消えていた
常に友達と歩けば疲れも感じなかった

空高く飛んだり 海深く沈んだり
時には置いてかれたり 先走ったり
側には友達が 君が 春がいてくれた
塔高く登ったり 夢深く浸ったり
時には風が吹いたり 雨が降ったり
側には先生が 僕が 夏がいてくれた
甲高く笑ったり 根深く怒ったり
時には許せなかったり 許してもらったり
側には妥協が 情が 秋がいてくれた
先高く見据えたり 考え深く落ち込んだり
時には馬鹿にしあったり 讃えあったり
側には自我が 夢が 冬がいてくれた

中学生の僕を認めてくれた大人達
中学生の僕を活かしてくれた仲間達
中学生の僕を支えてくれた季節達
中学生の僕を突き放した旅立ち

全てによる僕の中学季節達

『中学季節達』

『中学季節達』 革命鳴榎 作

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2017-02-05
Copyrighted

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