まばたき

嗄鳥鳴夏 作

静かで優しい母方の祖父が亡くなった時に
祖母に書いた詩。
まばたいて、人生が始まって
まばたいて、人生が終わるっていう話。

人間は
まばたき泣いて始まった

桜の花びら
肩に乗り
芽吹く緑に風が吹く

心は
常に温かく
触れると喜び強くなる

涙のせせらぎ
つかの間に
時間勝手に過ぎて行く

今は
非常に忙しく
触れると二度と戻れない

一生残る言の葉は
大事にするのはあたりまえ
なのだとしたら、

”ありがとう”

人間は
まばたき泣いて終わるのだ

まばたき

まばたき

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2017-01-12

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