疑いの真実

嗄鳥鳴夏

しんじつ
【真実】
うそや飾りのない、本当のこと。まこと。

真実は 何も分からない
地球が回る意味も 群集に埋もれる意味も
僕はただいつまでも 変わらない季節の中で
目を瞑っていたいだけなのに
夢を見ていたいだけなのに

真実は 誰も分からない
此処で生きる意味も 何処かへ行ける意味も
僕はただいつまでも 家族や親友の傍で
目を瞑っていたいだけなのに
歌を口ずさみたいだけなのに 
それだけなのに

きっといずれは知って死んでしまう 
その頃 今の環境は存在しない
それでも時間は決して止まらずに
この道を歩けば歩くほど遠くへ消えてしまう

行方は 今も分からない
現実を悟る意味も 理想が渦巻く意味も
僕はただいつまでも 目に見える距離の中で
自分を振り返っていたいだけなのに
君に手を振りたいだけなのに

人生は 今は分からない
命が尽きる意味も 全てが消える意味も
僕はただいつまでも 家族や親友の傍で
暇を持て余したいだけなのに
歌を口ずさみたいだけなのに
それだけなのに

きっといずれは知って死んでしまう
その頃 今の感情は存在しない
それでも世界は決して止まらずに
この道を走っても走っても機能し続けている

疑いの真実

初期のやつ。ほとんど変わってないね。言いたいことは。
どうしてそもそも疑問が沸くのかと考えると、やっぱりこの世界がおかしい感じがするけどなー。

「瞳に映る景色」

分からない
真実は 何も
地球が回る意味 社会に埋もれる意味
僕はただ何年後も 同じ陽に照らされて
君の温もりを 感じていたいだけなのに
それだけなのに

分からない
真実は 誰も
命が尽きる意味 今日が終わる意味
僕はただいつまでも 同じ季節の中で
君と目を 瞑っていたいだけなのに
それだけなのに

きっと答えを知る前に死んでしまう
全てを分かる頃には 
今の環境は存在しない
家族や友達 彼女や尊敬する人は
時間の中に埋もれて
木枯らしに吹かれて 遠くへ消えてしまう

こんな世界の中で
こんな未来を知っているのに
こんなことしかできない僕は、
見えない

行方は 今も
現実と理想 旋律と希望
僕は今までも これからも迫りくる困難に 
準備しないで 逃げることしかできない
肩を掴まれないように
 
聞こえない
説教は いつも
現実と夢想 登校と下校
僕は今までも これからも自分を信じ
耳をふさいで 走ることしかできない
心を閉ざさないように

きっと完璧な人間ではないから
全てを求めても
叶うことはないから
嘘や嫉妬 癒しに執着する僕は
瞳の中で溺れて
潮風に吹かれて 空の向こうへ消えてしまう

疑いの真実

人生とは何なのか 真実とは何なのか。 疑うことで、編み出そうとしている。 こんなに単純なことでいいのに、それさえ叶わない世界とは何か。 それだけなのにってのが重要。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2017-01-11

Copyrighted
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