good-bye dream

嗄鳥鳴夏 作

小島麻由美「恋の極楽特急」を聴いて

当時、元カノの病みに感化されてこの世界が憂鬱に見えた気がする。
確か、扉の隙間から射した夕陽が文字を打ち込んでいたパソコンを照らしてた。

頭がくらくら 薬に頼って生きる
太陽より陰 噤んで座る
僕は僕 先生はあの時言っていた
人は人 今僕もそう思う

夕陽が沈めば また今日も地球が回って
見放された 誰かが死んでゆく
声も出せずに 空を見つめて
独りぼっちで笑うんだ
遠くからよく聴くメロディー
近くにはよく聴く声
幸せな時 永遠に続いてほしい

夜はゆらゆら 徐々にやってくる
白線より前 飛び降りて終わる
他所は他所 母はあの時言っていた
此処は何処 今僕はそう思う

夕闇消えたら また明日に世界は進んで
置いていかれた 誰かが死んでゆく
目も合わせずに 鏡を見つめて
独りぼっちで泣くんだ
遠くから鳥の鳴き声
近くには嫁の泣き声
不幸せな時 一瞬で過ぎて欲しい

どうでもいいような 当たり前な毎日や
何もない普遍的な一日を 過ごしたくないと思った
何の変哲もない 当たり前な自分のことを 
特別な人間だと 錯覚していた

どこにでもあるような 当たり前な人生や
つまらない人や景色は 要らないと言った
種も仕掛けもない自分のことを
選ばれた人間だと 錯乱していた

good-bye my dream
さようなら僕の夢
あと少しだけ見ていたかった
good-bye good dream
さようならいい夢
もう少しだけ足掻きたかった
good-bye bad dream
さようなら悪い夢
例えこの先笑ってくれようとも もう遅い
good-bye last dream
さようなら最期の夢

good-bye ここであきらめる僕に
good-bye さようなら
good-bye さようなら
good-bye さようなら

good-bye dream

good-bye dream

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2017-01-09

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