歌集「突沸」
(お題:ささくれ)
ファイティングポーズの拳のささくれを悟られるまい
「私は強い」
夜空からペリリと剥がし食べてみたい
きっと優しいお月味ドロップ
(お題:地球最後の日)
手を合わせていただく最期の朝食の黒目の光る生シラス丼
戦争の悲しき痛みを説く祖父のノスタルジアに流れる軍歌
この服もあっちの服にも染みがある
もう少しだけ器用に生きたい
弱毒のワクチンみたいな希死念慮宿して私は人になっている
どんな日も私の味方でいてくれるタオルケットを蹴る熱帯夜
「休みなよ、代わりはいるよ」の優しさで消える私のここにいるワケ
一つくらい何か良いこと起きてみろ あってもなくても私は行くが
歌集「突沸」
まだ数は多くありませんが、随時更新していく予定です。
上にどんどん書き足すことにします。