橋幸夫さん追悼/沓掛時次郎(くつかけときじろう)の新作歌詞

惜しくも他界された橋幸夫さんを偲んで、新作歌詞を作りました。

『沓掛時次郎』橋幸夫(唄)新作歌詞2025年版
      
    〔この歌詞を橋幸夫さんに捧げます。〕

 
 心ならずも 渡世(とせい)義理(ぎり)
 この手に(かけ)た 男の願い
 聞いたばかりに (なさけ)()けて
 他人(ひと)女房(にょうぼう)と その子を連れた
 ()れぬ旅路(たびじ)の 日が暮れる

 一生やもめと  気取(きど)っていたが
 あの日を(さかい)に 夫婦(めおと)真似(まね)
 女心(おんなごころ)も わからぬままに
 同じ宿屋の (たたみ)の上で
 明日(あす)を 思案(しあん)の 夢枕(ゆめまくら)

 他人(ひと)(つま)だと わかっちゃいるが
 何故(なぜ)か気になる その眼差(まなざ)しが
 この子を (たの)むと (いま)わの(きわ)
 涙で見つめる その(ひと)の名を
 ()べば 時雨(しぐれ)の 音悲(おとかな)

 ()いて()くなと 泣く子の声が
 涙を振り切る 里家 (さとや)の小道
 大きくなっても やくざにゃなるな
 心に(さけ)んで 夕焼け(ぞら)
 風に 消えてく  流れ雲(*三度笠(さんどがさ)
   

【*どちらかお好きな歌詞で歌ってみてください。】

🍇デビュー曲「潮来笠(いたこがさ)」ですい星のごとく現れ、数々のヒット曲で
人々を魅了した昭和を代表する歌手の一人、橋幸夫さん。あなたの
歌声は、いつまでも私たちの心に残り続けることでしょう。
 合掌 (いずみ) 

 

 
 
 

 

橋幸夫さん追悼/沓掛時次郎(くつかけときじろう)の新作歌詞

橋幸夫さん追悼/沓掛時次郎(くつかけときじろう)の新作歌詞

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2025-09-23

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