ガザへの祈り/新作短歌

悲しみと憎しみの連鎖を、何が断ち切れようか・・・。

柵破れ 野獣の声に泣き叫ぶ
  羊の群れに見て見ぬふりを

蝋燭を 笑顔で吹き消す傍らで
  血にまみれて泣き叫ぶ子ら

祈るしか 手立てがないとは情けなや
  殺めるのも人 救うのも人

人々を 救うはずの神々よ
  なぜに争う 今もこの地で

様々な 思い渦巻く人の世で
  平和を求める心は同じ

絶望と 破壊に苦しむ人を尻目に
  笑い転げる死の商人たち

肌の色 思いは違えど太古には
  母同じくする兄弟姉妹  

戦争は 愛するすべてを破壊に導く
  平和こそ 互いの家族を救う道

戦争に人を追いやる指導者たちよ
  自分らだけで勝手に闘え
  
帰ろうよ 想いあう心を思い出し
  武器を捨て今すぐ家族のもとへ


☆この地上の争いごとのすべてが、速やかに収まり、すべての人々に
 一日も早く、平和な日々が訪れますように。(いずみ)

ガザへの祈り/新作短歌

ガザへの祈り/新作短歌

  • 韻文詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2023-10-30

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