花林糖

龍 佐秋

   今しがた
食べた花林糖が
 胃の中で消化されるように
   胸を出して
    私は仰向けになっていた

真っ黒な
  インクが
    染み込むように
         沈んでゆく
      こころ

     夕闇がちょうど
    私の胸を這っている

もう二度と波打つことがないようにもう
 二度と波打つことがないように、、、

花林糖

花林糖

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2022-07-03

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