冬の短歌
若き日の君にひかれて善光寺
変わる祈りの人も変わりぬ
去年の秋荒れし多摩川あらたまの
年の初めの日にぞきらめく
正月の外のベンチで爺一人
鳥と向き合い熱い茶を飲む
山ぎわの星さえ氷る冷たさに
しもばしらの花枯れた野に咲く
街灯にきらめくようなたむしばの
氷る莟をひとり見上げる
われが見て天地初めてあると思ふ
われもいつかは消ゆる白雪
冬の短歌
若き日の君にひかれて善光寺
変わる祈りの人も変わりぬ
去年の秋荒れし多摩川あらたまの
年の初めの日にぞきらめく
正月の外のベンチで爺一人
鳥と向き合い熱い茶を飲む
山ぎわの星さえ氷る冷たさに
しもばしらの花枯れた野に咲く
街灯にきらめくようなたむしばの
氷る莟をひとり見上げる
われが見て天地初めてあると思ふ
われもいつかは消ゆる白雪
冬の短歌