秋の無人駅
天日は高く蝿は飛び、
諦めの風が生暖かく。
三畳紀の地層からは、
毒が僅かに滲み出ています。
君の話では、
僕に本を売りたい障害者が、
ずっとホームに立っている。
(僕には見えたためしがない)
雨が降れば、
三畳紀の粘土層は、
溶けて夢の形になります。
秋の無人駅
天日は高く蝿は飛び、
諦めの風が生暖かく。
三畳紀の地層からは、
毒が僅かに滲み出ています。
君の話では、
僕に本を売りたい障害者が、
ずっとホームに立っている。
(僕には見えたためしがない)
雨が降れば、
三畳紀の粘土層は、
溶けて夢の形になります。
秋の無人駅