心音
どんなに死を願っても
その心臓は動いてる。
ロープに首を掛ける瞬間も、
手首にカッター当てる時も、
その心臓は動いてる、
むしろ鼓動は速まっている。
さあ、手を出せ。
胸に当てれば感じるだろう、
己の体の宇宙の中の
闇の中の太陽のような
輝くばかりのその鼓動。
血を巡らす。
ただそれだけの単純なことを
正直にずっとやり続けている。
こいつが動いている限り、
生きている。
生きていられる。
心音
どんなに死を願っても
その心臓は動いてる。
ロープに首を掛ける瞬間も、
手首にカッター当てる時も、
その心臓は動いてる、
むしろ鼓動は速まっている。
さあ、手を出せ。
胸に当てれば感じるだろう、
己の体の宇宙の中の
闇の中の太陽のような
輝くばかりのその鼓動。
血を巡らす。
ただそれだけの単純なことを
正直にずっとやり続けている。
こいつが動いている限り、
生きている。
生きていられる。
心音