さよならの悟り

僕が馬鹿だと悟った日から
何か一つでも変わったかい

一度だけ死んだ夏が
もう二度と来ないとしたら
その時、何処で生きるのだろう

物語が何故終わってしまうのか
きっと直に分かってしまうよ

いつか欲望に任せて
全てを失った日に中指立て続け
もういいかい まーだだよ
隠れたまんまの君にさよなら

僕が馬鹿だと悟った時には
あの日の君が微笑んでいた

少しだけ沈んだ気分が
もう憂鬱に溺れているよ
今僕は、どうして生きるのだろう

運命を誰が切ってしまったのか
切ない刹那に問いかけてみるよ

全てが全ての為の全てによるために

いつか感情に任せて
全てを失った日に刃物刺し続け
もういいかい もういいよ
探したまんまの君にさよなら

さよならの悟り

さよならの悟り

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-07-03

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