家族一同、決まった初夢を見る。ところが彼だけ、はちゃめちゃな夢ばかり。医者になった彼はまともな夢を見たいと、茸から薬をつくったのだが。
春の暖かさを感じる夜の神社で「それ」は「墨丸」を見つける。 ただ風が通り過ぎるだけの境内で、彼らはぽつぽつと語り合う。 話していく中で彼らは怒り、悲しみ、慈しみ、共感し、解放する。 神社に囚われている「それ」とは何か。死に場所を探しに来たと言う「墨丸」の過去とは。 夜の神社×人外の和風哲学奇譚。
突如として見知らぬ場所に置かれた場合、人はどうなるのか。またどうするだろうか。前提は絶えず否定され、取り巻く世界は彼を裏切ろうとしてくるのであった。
死して解脱の真理なら、翼は、欲は、何のために或る。 欲こそアレスの紋章、翼であるぞ。 向こうから、リリンの西日にも映らなかった仮想蒙昧な邪知暴虐を示したところで、まだお前たちは、我が言の葉の真理、真に神意、真意は解らぬだろう。解っているのは私のみ。嗚呼、寂しいな、だから世界を創ったのに。まだ、12いる仲間らは現れない。 私が7th。本当の名だ。 いずれ、悟る季節。いずれ凪ぐ渚。もうよい
その町では特産品、酒、味噌、醤油をつくるときに、樽の蓋を少し開けておく風習があった。発酵をたすけるあらた(新)神が入ってほしいからだ。
†インマヌエルシリーズ・結† Even though I walk through the valley of the shadow of death.... 【 Lost Hexagram 】 ……一緒に、来る? 黒い翼の「悪神」は誘う。鳥籠に隠れる翼の悪魔へ、暗い扉の向こうで笑う。迎えはいつでもここに在ると。貴方が堕ちるその日を待つと。 image song:Red Moon by Kalafina
†インマヌエルシリーズ・外縁† その小さな幻想の世は、神の宝箱と呼ばれる世界。数多の「神」がヒトに宿り、「力」を与えた時は遠い。ヒトを隠して降りる「神」は、やがて災いの代名詞となる。 昔、ある少年の守った黒い鳥がいた。長い時の中で「悪神」に囚われていく黒い鳥は、己の青い炎と共に重い役目を少年に渡す。 image song:Wherever I Go by OneRepublic
男は茸森と呼ばれる森で、入り口に蜘蛛の巣が張っている石窟をみつけた。(こんな話もたまには書きたくなることがあるのです)