血を滾らせたしなやかな獣たちが慾望の限りを尽くし、愛を満たし、満たされる黒モク小説。 題名はスティーヴ・カーンが1977年に発表をした2枚目のリーダー・アルバム『タイトロープ』に収録されている同名楽曲から引用。 ※本作品は『ブラックスター -Theater Starless-』の二次創作物になります。 ※女体化、肌色、性的要素あり。
皮膚が弱く、夏場はひどいカブレと蕁麻疹に襲われるズボラな成年アキオ。特に股座は二目と見れない程にひどく荒れていたが、自慰中毒でもあるアキオはどれだけ幹部が痛んでも欠かさず行為にふけっていた。それでもやはり体の不調を改善したいと考えているアキオは、小耳に挟んで訪ねてみた古い漢方屋から怪しい軟膏「猫舌」を手渡される。これが画期的なほど効力を見せるのだが、改善と同時に、アキオは世にも恐ろしい身体異常に苦しまされることになるのであった……
脳さえあれば同じ快楽なのだからな。…………私は悩みました。 ――なんのために生きる? ――人生に意味なんてない。 ――生きる意味を求めるなよ。 そして、一つの結論に至りました。 創ろう、と。