SF作家 エンジニア
衛星通信の呼び出し音で目を覚ました。梶谷ジュールはその日、通信室に詰めていた。どうやら、うとうとと居眠りをしていたらしい。
絶望と孤独が私の心を支配していた。周りには漆黒の闇が広がるばかりで、ただ星々が哀れむように私を見つめていた。