街路樹の枯葉が北風で路肩辺りを転げまわっている晩秋。
ペンネームは佐部一輝(さぶいっき)。
その意味は10代から40代前半までバレーボールをしていて、サーブでエースを一気に決めるのが得意だったことから名付けた。つまり、さーぶをいっきに決める(点を取る)から考えた名前である。
小説はこれまで何度か挑戦してきたが<了>まで書いたものはない。
書くには書くのだが、必ず途中で挫折する。いや、行き詰るの方が正解だろう。
読むことも好きだが、やはり何かを表現したいという葛藤に駆られる日々が近頃多くなった。
仕事は赤字続きの写真屋を細々と経営している。しかし、このところのデジタルブームで世の流れに呑み込まれそうなのが現実である。
もし、写真屋という高い氷壁があるとすれば、すでに身体は宙に浮き、両手も離れて、落ちる寸前だ。かろじて腐りかけた前歯で未練たらしく氷にかじり付いているような姿が今の自分だ、と思う。
仕事上はまずいのだが、そこで小説を書くのに少し没頭したいと、考えた。
ところで、ぼくにはプチ自慢が二つある。
一つ、人前でする拍手である。
その昔、バレーボールのサーブが得意だった。が、それにも増して人前でする拍手の音には誰にも負けない。これは日本一?だと思っている。くだらぬことだが勝負できる機会(TVなど)あれば絶対に出たい。
二つ目はやはり手のひらに関わることである。
それは湯船でする指鉄砲の水飛ばしごっこである。指や両手の手のひらをたくみに使い水(湯)をどれだけ遠くへ飛ばしたかで勝ち負けを決める。これまでの人生でまだこのゲームで負けを経験したことがない。
これを呼んだ閲覧者で上記二つをぜひ挑戦したいと思う方は、サイトにて受付します。
冗談ではありません、命半分ほど賭けて勝負します。本気です。
最初の小説は『遅刻からの惰走』で、惰走(だそう)は日本語にはない当て字というより創作熟語である。まずは短篇を書きます。
何事も勉強が大事だが、自分自身への挑戦のつもりで星空文庫を選んだ。
とにかく、楽しく読めるような文体を心がけするつもりである。
半端ない寸評をいたただければ今後の糧としたい。
さあ~、自分自身への挑戦だ。佐部一輝より。