五島小夜

趣味の文章づくりが、より充実したものになれば、と思っています。

人と話すのって楽しいですよね。それと同じくらい、文章を作るのも楽しいことに、ある日気が付きました。
突拍子が無くて、気が利いてなくて、あとになんにも残らない、
だけど、なんだか気持ちを柔らかくしてくれる、友達とのおしゃべり。
わたしにとっての趣味としての文章作りは、それにだいぶ近いです。

キーボードやペンで話しかけて、モニターやノートが相槌をうったりツッコミを入れてくれたり…。
話しかけた言葉に応答がないことも、連日のようにありますが、
この友達とは仲良くしたいと思っています。趣味って多分、そういうものでしょうから。

そうして、ただ積もっていく会話に、あまり意味は生まれません。
でも、その瞬間が楽しければ、それでいいとも思います。
突拍子が無くて、気も利かず、なんにも残らなくても。

わたしの、そんな独り言の会話を耳にして、誰かの退屈が紛れれば、幸いです。

魔弾の射手とマダムのシャツ

平凡でつまらない人生だな。そうぼんやりとうなだれる主人公のもとに、ある日、一人の男が訪ねてくる。 男の手には銀色の大きなトランク。慎重な様子で話をはじめる。 「お願いがあるんだが…」 高層マンションの一室を舞台にした、シニカルでコミカルでお手軽な寓話。

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