自称は架空歴史ファンタジー作家です
皆さん今日は。皆さんは別の人生を歩んでいる自分について考えたことはありませんか。僕はいつも考えています。物語はそんな可能性を楽しむ場であり、あるいはそうでない自分の人生への鎮魂歌:レクイエムのようなものだと思います。もちろん、それは現実否定を意味するわけではありません。誰しも、たとえ百歳の老人でも、未来は常に無限に開かれているもの。ただそれが、綱渡りのようにはうまくいかないだけのことです。巷の物語のキャラクターたちは、そんな綱渡りを難なくこなしてくれます。まるで野鳥たちの囀りの組み合わせが偶然にピアノソナタの旋律を奏でだすような奇跡が、そこではあたかも必然のように繰り広げられる。けれど、忘れてならない大切なことは、どんな人生であれ解釈次第によって数多の物語に見えてくるということ。人は物語を生きる生き物です。そして歴史は、どんな些細なものでも立派な物語であり、それを生み出す素地なのです。僕の書く物語には、従って物語を生み出そうと苦悩する人々の姿がところどころにあります。彼らを応援してあげてください。そしてあなたもまた、素敵な人生の語り部になれますように。そのための何らかの力になれれば、それが、僕の作品の意味ということになるでしょう。
p.s.ちなみに、一つ付け加えておくと、自分は架空言語と架空文字の作成にはまっている人間でして、自分の作品にはそんな嗜好が散りばめられています。もし注文があれば、辞書なども提示いたします。