宮崎県に現地取材し書いたものです。興味ある方はどうぞご一読の程。
今回長編小説を書きました。400字詰めで382枚程度ですが、掲載していただきその反応を見たいと思っています。初発農場はどこか? 推理・ミステリー小説風になっています。5年前に長編を書いて以来なので完成に時間がかかりました。(9ヶ月)
鎌田探偵事務所に勤務する主人公の伊達は、肉牛組合の河田理事長から宮崎県の口蹄疫の調査依頼を受ける。初発農場がどこか終息から半年経っても解明されていなかったからだ。この業界に無知な伊達は先輩の新聞記者や土地の古老から適宜情報をもらいながら被害農家や獣医師を訪ね、真実に迫る。その間1人駐在の美人記者が伊達に接近するが、女は疑惑の大規模牧場に勤務する獣医師の妹だった。1ヶ月たって東日本大震災が起きた。この想定外の出来事が起因して大規模牧場の資金繰りが悪化し、専務の近藤は、伊達の調査を暴力で妨害せんとするも失敗に終わる。伊達は彼らに内通していた人物を知り愕然とする。伊達の雇い主と、土地の古老が相手とつながっていたのだ。