追憶

面白い夢を見たので形にしたいなぁと思って作りました。

ゆらりゆらり。ゆらりゆらり。
僕らは一緒に動いてた。
一緒に進み、一緒下がる。
ずっとずっと、居たかった。
だけども夕日の沈むとき、別れは必ずやって来た。
一緒になってた僕たちに、暫しの別れが訪れる。
ゆらりゆらりと揺れていた、そんな時間はもう終わり。
やがて夜が訪れる。いつしか僕は眠ってた。
少しも揺れることはなく、静かにすやすや眠ってた。
次の太陽が上ったら、僕らは今日も、こんにちは。
ゆらりゆらりと揺れ始め、今日も一緒に動き出す。
飽きることなく揺れていた。飽きる日なんて来ないんだ。
僕らはずっと一緒だと、ずっとずっと、信じてた。
そう、誓ったはずなのに。



いつしか僕は忘れてた。
ゆらりゆらりと揺れていた。そんな日々が有ったこと。
僕はもう、一緒じゃないけど、君はきっと揺れている。
いつかは、またかえろうか。ゆらりゆらりと揺れる日々。
ゆらりゆらり、揺れている。
ずっとずっと、揺れている。
昔馴染みの公園で、君はきっと、揺れている。
新しい誰かと一緒になって、今日もゆらゆら揺れている。

追憶

追憶

懐かしい公園の日々を思い起こす詩です。

  • 韻文詩
  • 掌編
  • 青春
  • 冒険
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-11-09

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