20181007

ぼくの前世は
水の中を游ぶ魚で
孤高の狼で
地を見下ろす鳶で
葉の上を這う蝸牛で
殺される奴隷で
幽閉された姫君で
美しい王様で
土で
木で
空で
海で

現世では、ぼくだった

20181007

20181007

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-06-08

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