節約

日曜日の昼に作った炒飯。皿に盛り付けたら何となく足りない気がして、小さいスプーンを出してみた。ちまちまと口に運ぶ回数を増やして、満腹中枢を刺激する寸法だ。ゆっくり食べると、なるほど確かに多少腹は脹れる。こうして俺は一人前の炒飯を三日に分けて食べ終えた。給料日まではあと五日だった。

節約

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  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-06-08

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