機能

毎食後の薬が億劫で、急いで飲んだら咳き込んだ。肺の管には弁があり、異物が入って来れないようになっているが、そこに誤って水が入ったのだ。俺の体もまだ機能している、と生を実感した。ふと、見舞いの花が目に入る。殆ど枯れてはいたが変えたばかりの水は減っていて、自分とよく似ていると思った。

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  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-06-08

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