もう

ついさっきまでナツと遊んでいたのに、公園の時計が夕方を指す頃、アキが迎えに来る。汗ばむほどしっかり手を繋いでいた筈のナツは、いつの間にか居なくなっていた。薄手のワンピースだったので肌寒く、迎えに来たアキと手を繋いで家へ帰った。カーディガンは確かあそこに。アキの手は少し乾いていた。

もう

もう

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-06-08

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