20180911

陸地で生きているはずなのに
周りは水中みたいで
肺呼吸では
満足に息ができない
水中では相手の顔がぼやけ
何と言っているか判然とせず
それは多分相手も同じで
私の口から聞こえる何かは
きっと不愉快にさせるだけ
口の端から溢れ
泡として昇っていくのを
見上げていたら
パッと、消えてしまった

20180911

20180911

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-06-08

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