宵闇の磨りガラス
俺ん家の台所の前には磨りガラスの窓があって、毎夜ヤモリが一匹やってくる。多分、大きさや形からして同じ奴だ。夜、食器を洗おうとしたら、そこにいる。昼間は見かけない。だから俺は、そいつを見つけたら「またきたのか」なんて言って遠回しに歓迎のムードを出す。当然、聞こえちゃいないんだがな。
宵闇の磨りガラス
俺ん家の台所の前には磨りガラスの窓があって、毎夜ヤモリが一匹やってくる。多分、大きさや形からして同じ奴だ。夜、食器を洗おうとしたら、そこにいる。昼間は見かけない。だから俺は、そいつを見つけたら「またきたのか」なんて言って遠回しに歓迎のムードを出す。当然、聞こえちゃいないんだがな。
宵闇の磨りガラス